図面作成で心掛けてること
施工業者(什器等であれば製作業者)に作成した図面を理解してもらわなければ出来上がらないのは当然のことです。
設計の流れは以前お話しました。
まず、クライアントと打ち合わせしてプランが固まったら基本図を作成します。
基本図とは、仕上げ表、平面図、天伏図、展開図になります。これらでデザインの概要はわかりますが、各部分の詳細図がなければ施工(製作)は出来ません。
見積もりについても基本図で概算は取れますが、詳細図面(実施図)がなければ見積もりは出せません。
実施図は施工(製作)業者にわかりやすく作成する必要がありますので、断面部や細かいディテールや収め等をスケールアップして作成します。
寸法線や指示についても、どのように記入すれば施工(製作)業者に理解してもらえるかを考えながら作成します。
また、図面上は作成できても実際に作ることが難しい所が発生することがあります。その場合は施工(製作)業者と打ち合わせしながら図面作成します。