パイオニア的存在

世田谷美術館に倉俣史朗のデザイン展を観に行きました。

新人デザイナーとして頭の中は空間構成を模索する日々の若かりし頃、倉俣氏にインスパイアされ、アクリルやアルミのアルマイト等の素材を使用した什器のデザインや空間デザイン設計をしたものです。

今回の展覧会で作品にふれて、シンプルでいて繊細な表現を空間に生かすデザインに、改めてインテリアデザイナーのパイオニアとしての気概と挑戦を感じました。

代表作のバラの造花をアクリル内に閉じ込めた椅子「ミスブランチ」は今見ても絶妙なフォルムで浮遊感があり、花の妖精が座る椅子のような輝きがありました。

展覧会が開催された世田谷美術館は、砧公園の敷地内にあり、内井昭蔵建築設計事務所の作(1986年/昭和61年)2階建てで公園の木々に囲まれた佇まいで落ち着いた雰囲気があり、ゆったりと過ごすことが出来ました。

公園内にこのような文化施設があるのはいいですね。

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