店舗デザイン①
インテリアプランナーの仕事を新人プランナー向けにランダムにお話しています。少しでもお役に立てれば幸いです。
さて、今日は商業施設の出店時のプランニングについてお話します。
まず、商業施設から設計説明会が開催され、出店エリアの白図と規制図、デザインルールブック(設計指針書)を配布されます。
・白図(例)
白図はあくまでも図面上での寸法が記載されているので、必ず現調が必要です。
百貨店を例にすると、クライアントは売上が見込まれるエスカレーター前やエスカレーターサイドの人の動線が多いエリアを希望選択します。出店エリアは百貨店とクライアントの交渉で決まります。
エスカレーター前、エスカレーターサイドは動線が多くていいエリアなのですが、お客様がフロアー全体を見渡せるように造作の高さなどの設計制限が厳しいエリアでもあります。その厳しい設計制限の中でいかにブランドイメージを出せるかがポイントになります。
・規制図(例)
白図、規制図を入手したら現場のリサーチを行いましょう。
資料だけでプランニングするのではなく、現場でお客様の動線、周辺の出店ブランドを確認し、どのようなお店を作る必要があるかを考えましょう。
アパレルの場合、百貨店では15~20坪くらいが主流になり、売り上げ目標を踏まえてフィッティングルームの台数やSKU(Stock Keeping Unit 商品量、在庫管理)を想定してプランニングすることになります。
to be continued.