消防検査
出店に関して各諸官庁に申請書を提出し、竣工後オープン前に検査を受け承認を得る必要があります。
商業施設の場合は内装監理室が行う場合が多いですが、賃貸契約の出店の場合は個々に行いますので、インテリアプランナーがその申請書等の手続きを行う場合があります。
業態によって申請内容は違いますが、内装工事の場合は主に防火対象物使用開始届(防火対象物工事等計画届出書を同時に出す場合もある)を申請し消防検査を受けます。
まずは、デザインプランが決まったら、事前に管轄地域の消防署の予防課に平面図を持参して相談し、指摘された箇所を修正します。
そして、防火対象物使用開始届および配置図、仕上表、平面図、天伏図、展開図、その他提出を求められた図面を正副2部(消防署とクライアント用)を作成し、使用開始の7日前までに消防署に提出申請します。
施行後、設計図通りに出来ているか消防検査を受け、問題がなければ承認印を押印した副本を返却されます。
不備があった場合は是正した箇所の写真等を提出後、承認を得て返却となります。
消防検査時には規模にもよりますが、たいてい2名の検査官が開始時間厳守で来所され、検査の動きに無駄がなく、さすが訓練された体の動きで素晴らしいといつも感心します。