三方よしがいいね
国産木材の利用推進が図られる中、「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律」が2017年に施行となりました。
通称「クリーンウッド法」です。
世界的に問題視されている違法木材は全体の15~30%を占めるといわれており、この問題に取り組むために、ようやく施行された法律といえます。
合法伐採木材とは、法令に従って正しく伐採された木材、つまり正しい手続きで生産された木材です。
違法伐採で起こる森林の減少や劣化がもたらす問題は様々です。
水の問題にも直結してきます。私たちが蛇口をひねれば飲める水が出てくるという当たり前だと思っていることが出来なくなるかもしれません。
また、生き物の棲み処が失われるなど生物多様性が脅かされることにもなります。
正しい手続きで生産された木材である合法伐採木材を利用推進することが、今、社会で求められている持続可能な社会の実現につながっていきます。
木材を利用する際には、合法伐採木材の利用を確保するための措置を講じる事業者として登録しているか(登録木材関連事業者)を確認する必要があります。
消費者が合法伐採木材であることを確認し、積極的に利用することは、真っ当な木材を取り扱うことが当たり前になり、それが持続可能な社会の実現へとつながっていきます。
消費者にとっても、登録木材関連事業者にとっても、社会全体にとっても、「買い手よし、売り手よし、世間よし」の三方よし!となります。
消費者が「クリーンウッド法」について知ることができるように、もっとメディアが取り上げてくれることを望みます。
クリーンウッド法について ➡ クリーンウッド・ナビhttp://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/goho