『ウェスティンホテル横浜』見学会

東京インテリアプランナー協会主催の見学会で今年6月にオープンしたウェスティンホテル横浜に行って来ました。

ウェスティンホテル横浜の館内見学とインテリアデザインのローカルデザインを手掛けた日本設計のインテリア担当者による講演会です。

集合場所の4Fに向かいました。

こちらが今日の講演会場になります。ここから10名1グループになって館内見学に出発しました。

まずは、3Fの飲食店です。
居酒屋スタイルの「喫水線(キッスイセン)」

店名の喫水線とは、船体と水面が交わる線のことを言います。天井面が喫水線のイメージになってます。

喫水線の個室ブース

隣接しているカジュアルフレンチレストラン「ブラッスリー・デュ・ケ」です。「デュ・ケ」はフランス語で船のドックを意味します。

4Fの宴会場に向かいます。
チャペル樹(たつき)です。開閉式の天窓があり自然光の変化で幻想的な演出が出来る空間となっています。

宴会場前の廊下カーペットの柄は横浜花火大会の花火をモチーフにしてます。

宴会場の照明はプロジェクターの障害にならないよう高い位置になっていました。

5Fは総合フィットネスフロアです。

室内プールには入室出来なかったので入口からの写真です。

海外からのお客様のホテル選定には、スパなどのウェルネス施設があること、SDGsに配慮されていることが重要視されているとのことです。
ウッドを多く取り入れた温かみのある空間です。

客室に向かいました。客室№のピクトサインが目線より下の方についてます。

ベッドはシモンズ製ウェスティンホテルのオリジナルデザイン「ヘブンリーベッド」です。

ベッド横にはウェルビーイングとして推奨されるSleep Well(よく眠る)ラベンダーバームのフレグランスが置いてありました。

客室のソファーは背もたれが半分のスペースだけについているので、窓に向かって座って外を眺めることができるようになっています。

ダブルベッドの客室です。

最後に最上階23Fに向かいました。ロビーラウンジがあります。
天井のオリジナル照明は森林浴をモチーフにデザインされており、調光調色可能で変化が楽しめるようになっています。

23Fにあるメインダイニングのグリル料理の「アイアン・ベイ」です。

こちらは、「コード・バー」です。

コードバーとは郵便番号を意味します。コードバーを名前に使った様々なカクテルが楽しめるそうです。
バーカウンターTOPは人造大理石の継ぎ目をなくし、ヴェロメタル塗装で一体物の金属感を出しています。

最上階から見える富士山は圧巻でした。

以上で見学は終了となりました。1時間ほどの見学会の後は講演会です。

ウェスティンホテル横浜のデザインコンセプトは「つながり」です。

周辺環境とのつながり
①水影
②景色
③歴史
④言葉

自然とのつながり
①光
②緑
③中庭
④有機的な意匠

を意識してプラン作りをされたそうです。

コロナ禍での設計だったため、現場での素材等の確認作業が難しかったり、GAデザイン・インターナショナル社からの来日もかなわなかったり苦労したそうです。

今回の見学会は実際に空間デザインを体感でき、設計の苦労話も聞くことができて大変有意義な時間でした。ありがとうございました。

 

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